KANAYURU TECHO
手帳・文房具好きが集まるブログ
コミケ・コミティアなど

同人イベントで参加するときに気をつけていること

名古屋コミティアは売れない?

当サークルに来ていただいた方、企画に参加していただいた方、本当にありがとうございます!で、なぜブログを書こうと思ったかというと、「名古屋コミティアは売れない?」という事を耳に挟みまして……。

ほぼ半数は売上が10冊以下

どれだけ売れたかに関しては、「ティアズマガジン」という公式パンフレットにアンケート結果が掲載されています。それを見ると参加サークルの半数は10冊以下。これを少ないとみるか多いとみるかは人によって違うかも。

  • アンケートの提出は全サークルの5分の1程度
  • 本1種類で10冊なのか、4種類で10冊なのかでもかなり違う
  • 新刊あり・なしでもかなり差が出そう

※なので、アンケートの結果が偏っている可能性もありますが。

かなゆ
かなゆ
 ちなみに今回うちのサークルは新刊2種×各20、既刊2種が各5~10部くらい売れました

 

冊数じゃ計れない

 

大前提として、冊数じゃない世界であること。

 

自分の作ったものを目の前で読まれ、購入される。それは大げさではなく、1冊でも売れたら今までの苦労が報われるものなのです。

そもそも大量に売れたいなら商業を目指すべきで、同人活動において必ずしも「たくさん売れる」ことがゴールではありません。

かなゆ
かなゆ
ただ、新刊が0冊だったら心が折れるかも…

なので、今回は私なりにやっていること効果があるのではないかということを書いていこうと思います!

同人イベントで心がけていること

1・ゴールはあくまで見つけてもらう事。

ここで「買ってもらうこと」をゴールにすると、買ってもらえそうな本を無意識に目指すこととなります。自分が書きたくないことも「売れそう」なら出す、となると本末転倒です。もちろん自分の書きたいものと需要のバランスは大切ですが、読者に寄せすぎると「自分はなにやってるんだろう…」と書くことがしんどくなってしまうことも。せっかくの同人誌なんだから、自分が書きたいことを好きなように書けばよいと思います。

なので、自分が書いたものをそれが好きそうな人に見つけてもらう。手に取ってもらうことが今回のゴール設定です。

名古屋コミティアの特長

  • 会場が狭いので大体の方が一周回ってくれる
  • 細かいジャンル分けはされていない(隣が似た傾向ではないことも)

つまり、二次創作でよくある隣のサークル目当てで来られたお客さんがついでに買ってくれる、みたいなことは殆どないです。

※まあ一次創作で似た傾向を、というのも難しい話ですが。

通りすがりでもわかりやすく!

結論から言うと、通りすがりでも、ぱっと見てどのような本を出しているのか分かることが必要です。

ちなみに私の場合はポスターを貼っています。

 

こんな感じ。

今回も「ポスターがなかったら気付かなかったです!」と言われたので、効果はあると思います。

ポスターの作り方

具体的にはセブンイレブンのネットプリントでA3サイズで印刷しています。(ネットプリントでなくてもUSBメモリなどからも出力できます)毎回使い捨てで、お品書きと企画のポスターを貼っています。

かなゆ
かなゆ
1スペースでA3タテなら3枚まで貼れます。

デザインはネットのバナー広告や会場を回ってみて参考にしましょう。

ポスターを作るのが難しい方は

表紙で内容がわかるように

要するに、表紙そのものをチラシのように考える。表紙を見るだけでどんな内容かわかるようにしましょう。タイトル・絵・写真などを使って表紙を見たら内容が浮かぶように。表紙と内容が著しく離れているものもやめましょう。(初見では買われても二度めは買われない可能性が高いです)

値札を工夫する

「本の表紙はスッキリシンプルにしたい」という方は値札の方を工夫してみましょう。とはいえ、長々と文章を書いても読まれません。ポイントは自分の本が好きそうな方が引っかかるような言葉を選ぶこと。相手が手に取ることに、背中を押してあげる感覚です!ぱっと目に入り「気になる」と思わせられるような、できるだけ短い言葉を選びましょう。

まとめ

大切なのは読者の立場に立つこと

売れているサークルさんたちは、きちんと読者のことを考えて下さっていると今回参加して思いました。「立ち読みするのにハードルが高いなあ」と公式パンフに書いておられたサークルさんが今回は「立ち読み歓迎!」の張り紙をしていたり。いつも盛況なサークルさんはiPadで本の中身をスライドショーで通りすがりでも動いて見えるようにしていたり。読者のことを常に考え、しかも行動に移している。そして、それが読者にもきっと伝わっているのだと思いました。

 

確かに、私のサークルでも2~3秒本の表紙を見つめてから、「立ち読みしていいですか?」と聞かれる方が何人もおられました。立ち読みに対してのハードルが高く、読者の方々に気を遣わせてしまっている感じました。次回以降、改善していきます!

 

私がしていることが参考になるかはわかりませんが、もっともっと皆さんの本が、それを求めている方に届きますように! 私も願っています。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。ともに楽しく活動していきましょう。